中江藤樹 ワールドカフェ
2011年04月24日

中江藤樹さん、ってご存知でしょうか?
江戸時代初期の陽明学者で、【近江聖人】と呼ばれている方です。
内村鑑三氏がその著書『代表的日本人』として、
西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮という
五人をとりあげて広く紹介しましたが、その中の一人です。
この『代表的日本人』は、岡倉天心『茶の本』、新渡戸稲造『武士道』とともに、
日本人が英文で、日本の文化・思想を西欧社会に紹介した
代表的な著作とされています。
この本の中で、こんな風に書かれています。
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藤樹の教えのなかで、とくに変わった教えが一つあります。藤樹は、弟子の徳と人格とを非常に重んじ、学問と知識とをいちじるしく軽んじました。真の学者とはどういう人か、藤樹の考えはこうです。
“学者”とは、徳によって与えられる名であって、学識によるのではない。学識は学才であって、生まれつきその才能をもつ人が、学者になることは困難ではない。しかし、いかに学識に秀でていても、徳を欠くなら学者ではない。学識があるだけではただの人である。無学の人でも徳を具えた人は、ただの人ではない。学識はないが学者である。(中江藤樹)
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そんな藤樹さんが、生まれたのがこの高島です。
知れば知るほど、すごいおっちゃんだったのだと思わされます。
興味ある方は、是非、調べてみてくださいね!
中江藤樹(Wikipedia)
歴史くらぶ「中江藤樹」

さて、前置きが長くなりましたが、この日は藤樹先生のゆかりの地を歩きまわりながら、
藤樹記念館の館長さんに、先生について、色んなお話を聞かせていただきました。

その後、中江藤樹先生について語り合う【ワールド・カフェ※】に、参加してきました。
※ワールド・カフェとは・・・
ざっくり説明すると、会社の会議とか、そういう堅苦しい雰囲気の中で行う会議より
喫煙スペースで煙草吸ってるときとか休憩室の雑談みたいな、少人数の方が、
活発な意見交換がなされるでしょ?という考えのもと、
意図的にリラックスしたカフェ的な雰囲気を作りだす、会議手法のひとつ。
更に詳しく知りたい方は、以下の本がおススメ!
『ワールド・カフェをやろう!』 [単行本(ソフトカバー)]
結びめの会議は、いつもバーやカフェ的な雰囲気ですが(笑)
体系的に学ぶと、「なるほど!」と思わされることしきりでした。
また、何かの機会に、この会議手法を使ってやりたくなるほど
熱くて楽しいひと時でした。
はらだ
Posted by 結びめ at 18:00│Comments(0)
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