第八回 セルフビルド塾

結びめ

2010年12月05日 22:28


講師の福井朝登先生

12月5日(日)に、第八回セルフビルド塾を開催しました!

このセルフビルド塾は、風結いの下屋(※1)づくりとして
12月5日まで二回の合宿をはさんで、全八回を予定しており、
今回は、その集大成、第八回目となる
「たたく!たたく!そして、たたく!~土間づくり~を行いました。

※1・・・下屋(げや)とは、母屋(おもや)から差し出して作られた屋根。
また、その下の空間。さしかけ。さしかけ屋根。【三省堂 大辞林より】


ついに迎えた千秋楽。
有終の美にふさわしく、この日も絶好のセルフビルド日和になりました!



今日は、土間をたたいて、たたいて、たたきまくります!
そして土壁の内側の壁を中塗りします。



㈱澤村から、西川さんが助っ人に駆け付けてくださいました!



水平レーザーで高さを出して、土間になる土を作っていきます。



山土と消石灰と塩化カルシウムを大きなミキサーで混ぜていきます。
よく混ざったところで、水を少し加え、手で握って軽く固まる程度まで加えていきます。

それを地面に広げて、板などで平面を均(なら)して、
そこからは兎に角、たたいて、たたいてたたくのみ!!

仕上がり厚が10㎝なので、15cmほどの厚さで均しておきます。



市川さんの息子さん、そうまくんも土運びをたくさん手伝ってくれました。





本当に、まぶしいくらいの天気です。


お昼には、地域の方から鮒(ふな)ずしの差し入れが!



お昼からは、土間叩きと並行して、色んな作業が行われました。



風結いの前を流れる小川の橋づくりと、長椅子づくり。



宮村さんが、これまたビックリするぐらい上手に丸太を切断されました!
実物が見たい方は、是非、風結いへ!

・・・話が、少し本題からそれてしまいましたが、
土間も3分の2ほど出来てきたので、参加者の半分くらいは中塗り作業へ。



中塗り用の土の喰い付きををよくするため、貫(ぬき)には麻布を付けておきます。



途中から参加してくださった方も、はじめての土壁塗りに挑戦です!



風結いの厨房では、セルフビルド塾、最後ということもあり
スタッフが豚汁を準備してくれました!



土間も、たたき疲れて、最後はみんなの腕がパンパンになったので
大人4人が板の上に乗りながら、ジャンプして固めました!
その動画はこちら!

そして、ついに、ついに完成です!!!





記念撮影の後は、みんなでごはんと豚汁です!



今年の7月18日からはじまった、このセルフビルド塾も
今回で、ついにおしまいとなりました。

講師の福井さんには、本当にお世話になりました!
そして、本当にありがとうございました!

思い返せば、あの夏の、汗が全身から噴き出すような暑さの中、
木材の伐採からはじまり、基礎づくり、手刻み、棟上げと、
毎回、これでもか!というような大変な作業を繰り返してきましたが
振り返ると、本当にどれも充実した楽しい思い出です!

このセルフビルド塾は、それでも日数にすれば
わずか8日間。

7年間、来る日も来る日も
古民家の改修をしてこられた福井さんの仕事に比べれば、
それは、ほんのわずかな時間かも知れませんが
今回は、その福井さんはじめ、参加者とスタッフみんなが
協力して成し遂げた作品です。

遠くは、奈良や福井から、毎回この山里まで通って下さった皆さん、
本当にお疲れ様でした!

このセルフビルド塾で出会えたことを、本当にうれしく思うし
それが、今後、みなさんや僕らの財産となっていくと信じています。


最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました!!


過去のセルフビルド塾の様子はこちら!
動画はこちら!



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