講師の福井朝登先生(右)と参加者
『さぁ、まずはその壁を叩き割りましょう!』
講師 福井 朝登
(空き家再生塾テキスト「はじめに」より)
7月30日(土)31(日)に、第1回 空き家再生塾を開催しました!
この空き家再生塾は、西ノ垣内(にしのかいと)の家のトイレ部分の解体から修復まで
設備工事や大工仕事の基礎を学びながら、11月6日までの全4回を合宿形式で行います
今回は、その記念すべき第1回目となる
「空き家の現状を知る~空き家を清掃しよう~」を行いました。
昨年行ったセルフビルド塾でもそうだったのですが
毎回、何だかんだといって、天気にはいつも見守られている気がします
この日も、お昼の休憩時間に降られた以外は、
全く雨を気にすることなく、作業をすることが出来ました
空き家の中で作業説明
まずは講師の挨拶と、参加者の自己紹介を終え
作業説明をしていただきました
上の写真は、今年の5月に撮影したもので
今回、改修作業を行う空き家のトイレ部分です
空き家に住みたい!と思っても、実際は、すぐに住める空き家は本当に少なく、
どうしてもプロの業者に頼んでしまわざるを得ない物件が多いのも事実です
特に、いざ住むとなると、トイレやお風呂といった水回り部分は
ほとんどの方が気にされるはず
今回、改修させてもらう空き家は、たたずまいはもちろんステキですが、
内部も元の持ち主さんに管理されていたこともあり、めちゃくちゃきれいな極上の空き家です
しかし、トイレはやっぱり・・・・・かなりの痛みがありますし
汲取り式のぼっとん便所だったりする訳です
こんな風に、便槽にはたぷたぷと○○○や×××が溜まっていましたが
イベント前には、ちゃんと業者さんに汲み取ってもらい、
この状態にまでしてもらいました
さて前置きが長くなりましたが、作業開始です!
まずは、養生シートを室内に貼ったり、作業に邪魔な空き家周辺の雑草を刈ったりします
続いて、備品や建具を外してから、いざ、ぶっ壊し作業の始まりです
講師の福井さんは、作業説明のときにこうおっしゃいました
福井:「ぼくね、空き家改修してわかったことがあるんですよ」
参加者たち:「何ですか?」
福井:「兎に角、まずは壊す。それで壊してみると、後は作って直さなアカンようになります」
参加者たち:「・・・・・・・」
福井:「壊したら、直す。ただ、それだけです」
と、いう訳で、ぶっ壊し画像と、動画をどうぞ
参加者の皆さんも、何かのスイッチが入ってしまったように
次々と建物を破壊していきます・・・
バールやのこぎり、金槌、カケヤを使い、傷んで汚れて、使いものにならなくなった便所を
破壊していく様は、一種のお祭りのようにも感じられます
壁がなくなり、床板が外され・・・・
時間や、人間関係、その関係に関係する社会というシステムそのものから
参加者たちが自ら解放されていく瞬間を、目の当たりにする思いで、見つめていました
第1回 空き家再生塾【その壱(午後の部)】に続く・・・
PS.
この日は、
木野環境さんの取材もありました!
草取りなんかも手伝ってもらったり・・・多謝!
PPS.
管理されなくなり、生茂った日本庭園の松の木などの剪定を
汗だくになって、頑張ってくださっていた地元住人のおじさんといっしょに
結びめメンバーの松井さんも、庭仕事のお手伝い!
本当にお疲れ様でした!