空き家再生塾が開かれる、
西の垣内の家(にしのかいとのいえ)の庭には、
様々な果樹があります。グミの木が2本、柿の木が3本、そして梅の木が3本。
(その他にも、棕櫚、松、桜、桃、椿などなど周りにはいろんな木があります)
春に美しい花を見せてくれていた梅の木。
たくさんの実がなり、少しずつ膨らんで、そろそろ収穫の時期です。
せっかくの恵みを、放置しておくのはもったいない!
と、女性陣で誘い合わせて、梅の収穫をしました。
木の下にビニールシートを敷いて、長い棒で梅の木を叩きます。
すると、次々に梅の実が落ちてくる。という単純な方法です。
すごく暑い日だったけど、空が曇っていてお日様の光の加減が少しずつ変わります。
上を見上げて木を叩いていると、光の加減で、実のなっている枝が
見えやすくなったり、見えにくくなったりします。
外で作業をしていると、太陽の光や空気の流れが、
すごく影響があるものだということが実感できます。
農家さんは今もそうですが、昔の人は、日々それを感じていたはず。
そして、自然の動きをいつも敏感に察知し、工夫していたのだと思います。
自然を感じ、自然を活かす知恵に満ちた、自然と調和した暮らしを営むこと、
それが最も効率良く、持続可能な暮らしだったはず。
私達は現代の暮らしの中で、退化してしまったのでは…と感じてしまいます。
今年は梅のなり年らしく、どの枝にも実が鈴なりです。
下で実を集めていると、次々に実が降って来て、いろんな所に当たります。
収穫した梅の実は、大きいもの、小さいもの、色も形も様々です。
お日様が良く当たる、上の方になっている実は大きくて、色づきはじめています。
影になる所になっている実は、小さくてまだ青いです。
3本の梅の木を叩いて、叩いて、たくさんの実が採れました。
(上の方は届かなくて、鳥さんにもたくさん残しました)
梅干し、梅ジュース、梅シロップ、梅で酵素づくりなどなど、
何に使うかで、話が弾みました。
家の裏にある大きなグミの木も、今がちょうど実のなる時期です。
(ちなみにグミの木は家の前にもあります。こっちは時期が早めです。)
赤くて小さな実が、イルミネーションのようにいっぱいなっています。
グミの実でジュースを作る計画について、さらに話が弾みました。
(みんな、いろんな果物でジュースやシロップや酵素を作られてるみたいです)
自然の恵みを活かした暮らし。
それを守っていくことが、きっと未来への一歩となるはずです。
それを実践するのは、意欲あふれる女性たちかもしれません。
さて、収穫した梅を、何とかしなければ。