そもそも1000万円で木の家って建つんですか?

結びめ

2012年03月23日 22:30

結びめでは、“山里の小さな暮らしの家(仮)”というものを考えてます

単なる「小さな家」じゃなくて、尽きることのない山里の恵みを
思う存分に味わいながら、環境負荷が少なくて無駄がない、
そんな「小さな暮らし」が出来る家があったらいいな・・・

そんなことを思いながら、こんな話をしてきました・・・


原田 素人の素朴な疑問なんですが、
   そもそも1000万円で木の家って建つんですか?


市川 今、建設中の家が12坪で1200万なので、
   それより安く作るにはどうするか考えないといけないですね。
   これ以上小さくできないし、仕様を見直すとなんとかなるでしょうか。


宮村 ただ単に安さを追求した家では魅力はないし、
   何より自分たちのやる気がでませんよね。
   確か、中村好文さん(※1)の小屋がいい雰囲気だったと思うのですが、
   あの簡潔さ、簡素さがうまく出せませんかね?

   コンパクトで緩勾配の片流れもいいですよね。


松井 そうそう、同じこと思ってました。小屋の魅力ですね。
   良い家を突き詰めて考えると、日本で古くから住まわれている家、
   田の字型のシンプルなものがやっぱり、いいですね。
   閉じたり開いたり、どうとでもなる。

   土間もいいし、プランに凝る必要はないですね。
   
   1000万からは遠ざかるかもしれませんが、
   それに合わせて、薪ストーブや薪ボイラーを設置して
   「結びめ」らしい火のある暮らしを提案できるといいですね。


宮村 そのようなことを12坪の平面に落し込むとこんな感じかな。(プラン1)


※画像をクリックすると大きくなります

・・・という訳で、現在のプランはこんな感じです

結びめ原田の個人的な意見として、
アトリエや夫婦二人での終の棲家としてはステキやなぁと思う反面、
家族で暮らすには「ちょっと小さいかなぁ」と思っています

あなたは、どう思われますか?


ぼくらが考える「山里での小さな暮らし」に共感出来る方の
素朴なご意見、コメントをお待ちしております




※1・・・武蔵野美術大学建築学科卒業。1981年にレミングハウス設立。1987年、「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。1993年、「諸職の技術を生かした住宅」で第18回吉田五十八賞特別賞受賞。著書に「住宅巡礼」(新潮社)、「普段着の住宅術」(王国社)、「住宅読本」(新潮社)などがある。


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